年末の小倉ぶらり角打ち探し

大晦日だというのに、角打ち発祥の地と言われる小倉の街ぶらをしてみました。

最初は旦過市場(たんがいちば)内、赤壁酒店を目指して・・・

市場内は晦日とあって、すれ違うのにも一苦労でしたが、なんとか赤壁酒店に到着。

入ると誰もおらず、壁には有名人の写真サイン。

店内の写真を撮り忘れたので、覚えていないんですが、長居厳禁みたいな注意文も。

カウンターの中にいるおばちゃんにおすすめのお酒を聞いてみるも、お兄さんを呼びにいかれ、お兄さんが出てきて、壁に大きく張ってあるお酒を指さし、愛想なく「これ」。

「じゃあ、それ」お願いします。て感じで、一人だから、ボーっと飲んでいて、おでんをお願いしようと思って、でもこの地域でおすすめの具があるかもと思って、

「盛り合わせできますか?」と言うと、メニューから決めてください、と。

あ、はい、すいません。

中身良く見えないけど、メニューも一般的だけど、

「厚揚げとこんにゃく下さい。」

と言ってみて、ちびちびと酒とおでんをやりながら、店の中を見回す。

そのうち、男性2人客が来て、キャッキャ話しながら、私が名古屋から来たとも知らずに名古屋の話をし始める。

その後、おねーさんをたくさんつれたお父さんが来て、騒がしくなる。

私はそっとお会計をしようとするのだが、なぜか私の伝票が無い。

自己申告で注文をおさらい、お支払いをする。

古い建物の、酒屋の中でただ飲んだって感じ。

おでんはおいしかったけど、ちょっと緊張して楽しめませんでした。



さて、次に目指したのは、ヴァン・フロマージュ

ワインの角打ちなんだそうで、チーズもあるなんてネットに書いてある。

九州芸術劇場からほど近く・・歩けど歩けどどこなの?

あたりを何周かするうちに、お、それっぽい店発見。

表にはちょっとしたワゴンセールみたいなものが置いてある。


暗い店内、白い扉を開けると、マスターらしき人がいらっしゃって

「今日は飲めたりします?」なんて聞いてみると

チーズか何かを梱包しながら「今日はやってません」と言われる。

そーだよね、大晦日だもんね。

ということで、お店を後にする。

また普通の日に来たら立ち寄ってみたい。


さあ、どこへ行っていいのやら、もう一度駅に近い繁華街に戻ってみる。

すると、おとめとかかれたのれんを発見。

扉を開けて、「やってますか?」と尋ねると「どうぞ」と言われる。

酸いも甘いも経験されたようなお姉さまがカウンターにも店内にもたくさんいらっしゃる。

どうやらカラオケもある様子。

今でいういざっくって感じでしょうか。


立ち飲みのつもりでしたが、ちゃんと椅子があるので、椅子に座ってみる。

カウンターの上にはいろいろなお惣菜がある、九州女子の店って感じ。


しかしながら、本当に初めて入るお店だし、ちょっと異空間で、とてつもなく緊張する。

カウンターのお姉さんが「姉さん初めてじゃないね。」なんて声をかけられるものの

「あ、初めてです。」とお答えし、酢の物の口取りが出てきて生ビールを注文する。


お隣のおじさまが、中部地方で働いた事があるらしく、少しお話をしつつ

このおとめさんは、年末年始も通常営業だと聞く、すごすぎる。

勝手な感想を言わせてもらうと、女性の働く場所を提供できている、

オーナーは良心的な人に見えました。

というのも、隣のおじさまが帰られた後に、隣にエプロンをつけたお姉さんが座り

私に話しかけてきた内容に驚いて・・関心したんですね。

お店の中には私よりもお姉さんな女性が少なくとも4人いて、

2人は女将さん的な動きをするパキパキした感じの女性、

残りの2人はその2人に言われた事に従ってる感じの方。

隣に座ったお姉さんは笑顔で

「私は言葉が話せません、でもお酒のお付き合いができます、一杯ごちそうしてください。」

と言ったんです。

ま、スナックとかに行くと、お姉さんにごちそうするのは普通かなと思っているんですけど、カウンターの中のできるお姉さんが、

「〇〇ちゃん、ダメ!」

と、私にごちそうになる事を阻止してきたんですね、、なんだか、これがすごい印象に残ってしまって。

お料理もおいしいし、隣の家族ずれの子供たちにはできるお姉さんはお年玉まであげていて、しかもその家族も初めて入ってきた感じで、

すごいディープな感じなんですけども、また、実は行ってみたいなと思って。

年配の女性の働き口って少ないし、働けない人もいっぱいいると思うんだけど

おとめは、なんだか社会貢献度が高いような、、

また小倉に寄った時にはもう一度あののれんをくぐりたいと思っております。

2杯ほどビールを頂き、お店を後にしました・・・気分は吉田類。



小倉をのんびり歩いてみましたが、ちょうどいいサイズの川がながれていて

何本もの橋がかかっていて、空気も綺麗な感じで

タクシーの運転手さんが、長崎に原爆が落とされたのは、小倉がその日曇ってたから、なんて説もあるんだと、教えてもらった。

東海地方に住んでいて、戦争に対する勉強をしていない私には、初めて聞く話。

門司港も近いし、日本海側になるから、お魚も新鮮でおいしいし、博多は都会で何でもあるんだけど、小倉は少しのんびりしていて、居心地の良い街でした。

角打ちはまたトライしたい。

写真の右側に小倉城があるの、見えますかしら。

名古屋も新しいビルがいっぱい建ちますけれども、小倉も同じく、綺麗な外観の建物が多くなってました。

しかしながら、小倉駅前の井筒屋コレットは撤退なんだそうですね。

寂しいですね。

さて、小倉の夜に続きます。

ちょっとだけ日本が嫌になっちゃった40代のブログ

負け犬ならぬ、性格は負け猫かなぁ。 基本お祭り好きだから、あまり我慢出来ず、後先考え生きてきちゃった、軌跡。

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